つらつら(続き)

昨日の続きをつらつらと。
いろんな人がいたけれど、私が一番良く知っている症状は境界型人格障害というやつである。次にうつ(軽重さまざまあり)、神経症という順番になるだろうか。
心の病気には多少なりとも「巻き込み」という現象が付随する。相手の心理状態を自分と同じ状態まで引きずり下げなければ気が済まないという状態のことだ。私は最初に強烈な巻き込まれを経験して、はっきり言ってそれ以前とは性格が変わった。ホントに、自分がどうしてこんなに疲れているのか理解できない、一種のパニックだったと言ってもいいかもしれない。勿論、巻き込みにはもっと微妙なケースの方がはるかに多いのだが、最初の一発のせいでその後はだいぶ判別できるようになってきて、おかげで助かったことも多い。もっとも、いつでも巻き込まれを避けていると、巻き込もうとしている本人を苛立たせることは間違いないので、たまには相手の術中に落ちてあげるのが長続きのコツ。というか、医者にはできない友人の領分。
もちろん、いつでも相手の術にかかりっぱなしでは、病気を助長させるだけだからほどほどに。それどころか、いつのまにか自分も相手と同じ心理レベル(つまり病気)になる恐れがある。
この問題が難しいのは、知識だけでは何がどうなのか殆どわからないことである。そういう人と接して初めてわかることはとても多いし、もっと言えば自分が病気になってみないと本当のことは決してわからないんだろうな。
まあ、現在の私も端から見たらどういうことになっているのか、怪しいものだが…
※追加疑問。職場に原因があって精神科の病気になったら、労災認められるのかね?