三題噺

午前の実習で、観察材料の5種類の花(構内のあちこちから拉致ってきたもの)の名前を黒板に板書し、「この沢山あるのがアベリア、ピンクのがムシトリナデシコ…」と説明したにも関わらず、あとから「この名前はなんですか?」と個人的に訊く学生が何人もいる。ついこの間観察実習をやったばかりで、多分レポートに「授業中、児童の注意を引きつけておくことの難しさを感じました」とか何とか書いた人もいるだろうに。まさか、大学の教員にまで授業中に「この指の数何本?」などと叫ばせたいのじゃあるまいな。まあ、私の話し方に君らを引きつける力がないのなら反面教師にしてもらうとして、せめて板書ぐらい間違えずに写してくれ。
午後は本年度2度目の協力校挨拶。今日は授業参観なし。エントランスのすごく立派な公立高校で、門をくぐるのにちょっと緊張した。

共同通信にこんなニュース。

目先の利益を追求する際と、短期的には損をしても長期的利益を目指す際では、脳の中で活動が伝わる経路は違う。

さらに、

大脳基底核内では、長期型では高度な認知機能を担う部分を、短期型では情緒的機能を担う部分をそれぞれ通っていた。

「長期型」経路の活性の有無を診断する方法が早く開発されてほしいものである。