写真貼ります


ルソン島北部の最大河川、カガヤン川支流のピナカナウアン川。典型的な網状流をつくる美しい川です。貝(トゲカワニナ類)がごっそりいました。

上流の水田地帯のクリークでベントスやプランクトンの採集。幹線水路は2面コンクリの立派なもので、分水升などが日本と一緒の構造なので、もしかしたら農業技術指導などがあったのかもしれません。しかし、それぞれの田んぼへの小水路は素朴な土水路で、貝や小魚もたくさんいていい感じでした。トラクターも見かけましたが、まだ人力や畜力での農作業が主力のような感じで、牛馬や水牛がそこらじゅうにいました。イネの成長の程度が揃っておらず、まだ青い田んぼや稲刈りの済んだ田んぼが混在しているところがいかにも熱帯です(この辺は年二期作だそうです)。

カガヤン川本流近くの魚屋に並んでいる淡水魚。コイ科は外来・在来両方含め、全部で何種いるのかよくわかりません。ここは河口から100km近く離れていますが、ハマギギやロウニンアジ幼魚などの汽水魚もありました。