フィールドワークの心得

昨日のアツミゲシは駆除され,よかったよかったと思っていたら,第一発見者の学生から連絡があって「別の場所にもあった」という。驚いてもう一度現場に行ってみたら、確かに昨日の場所から数十メートル離れたところに立派な株が。

二度手間を欠けて申し訳ないと思いつつ保健所に電話すると、「昨日の株も見つけられなかったので,駆除に立ち会ってくれないか」という依頼。幸い授業日ではないので、長靴を履いて川へ赴いた。
保健所からは女性・男性の職員さん各1名が現場に来られた。ところがお二人の格好を見ると、足元こそスニーカーだが,あとはワイシャツにネクタイ、ブラウスのデスクワークスタイル。うっかりしていたが、川の草抜きに来るのだから作業服と長靴で来られるだろうと無意識に思い込んでいた。「…あの、少し水を渡らないといけないんですが、長靴をお持ちではありませんか?」と尋ねると、「ないですが、これで行きます。仕事ですから」ということだった。

仕事ですから。
というわけで、昨日と今日の2株を無事に駆除完了。その後少し周辺も歩き回ってみたが,他には見あたらなかった。
しかし、保健所って有害生物の駆除を依頼されることも多いと思うので,車に作業服と長靴と軍手ぐらいは常に乗っけていた方がいいんじゃないかしら。