連休明けの授業

概論Iの授業日。今年から私の担当する回数と順番が変わったので、それに伴って昨年とはちょっと授業の内容を変えた。昨年まで2回だった担当が3回になったので、今年のスライドは例年より若干少なめで、授業のテンポが遅すぎるかと思ったが、授業アンケートを見た限りではまあOKだった。ただ、高校で生物を履修していない人はちょうど良いレベルに感じたようだが、履修した人には易しかったようだ。来年は工夫の余地あり。
生物の種多様性の実態はまだまだ研究の余地があることを示すのに、琵琶博の分類学総合研究の中間成果のデータを使わせてもらった。琵琶博で2001年に集計されたデータでは、琵琶湖から記録された生物の種数は1980年の三浦・森リストからほぼ倍増しているのだが、この数値から、研究されずに未知の領域に置かれたままの生物が今でもたくさんいることについて、少しは実感を持ってもらえただろうか。