久しぶりの動物園

昨日は親族の法事で東京に召喚されていました。上京して法事だけというのも癪なので、SNS友人である上野動物園職員のAさんと連絡を取り、久しぶり(多分十数年ぶり)に上野動物園を訪問して裏話?をいろいろ伺いました。動物園学芸員の仕事の実情も大変参考になりました。

いつも一人で上野に来る時はパンダはスルーしていたのですが、昨日はAさんの案内で見ることができました。これは雄のリーリー。

上野東照宮五重塔。動物園の敷地内にありますが、管理が完全に動物園に委託されていて、園の職員さんが日常管理しているというのはちょっと驚きでした。都の文化財課が見に来ることもないそうです。

今やすっかり有名になった真社会性哺乳類のハダカデバネズミ。生理学や分子遺伝学上もユニークな特徴が多く、学術的に重要な哺乳類です。これをみて「かわい〜い」と声を上げる若い女性が多いのには驚きました。動物(特に野生動物)はカワイイだけではないとはよく注意されることですが、「かわいい」と思える物のスペクトル幅が広がるのはとりあえず良いことではないでしょうか。

こちらはあまり有名ではありませんが、鳥の中で系統的にユニークな位置にいるシギダチョウ。ウズラかシャコのように見えますが、ダチョウに近く、絶滅したモアに最も近縁です。シギダチョウ類は声にも独特の不思議な響きがあり、一度生で聞いてみたいものです。