川虫実習'21

今日は恒例の川虫実習でした。一昨日の降雨でいっときは20cmほど水位上昇したようですが、あっという間にもとの渇水レベルに戻ってしまいました。ともあれ、藻が少し減って河床が若干きれいになり、底生生物の採集には良いコンディションになりました(※今日の写真はすべてTAのI君撮影です)

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S川はもともとI上川より水量の少ない川ですが、渇水でさらに川幅が狭まってしまい、狭いところは3mほどしかありません(普段は5〜6m)

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獲物の量はまずまずだったようです。今日は小型のゲンゴロウかガムシらしい甲虫がよくとれました。

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今日は実習地点でビワマスが産卵床を作っているのに出くわし、少し下流では新鮮なホッチャレも見つかりました。魚類研究者の皆さんの話では、今秋は渇水のため、全国的にアユやサケ科魚類などの産卵が遅れているそうです。このビワマスも、一昨日の天による少しの増水でようやく産卵にこぎつけたのかもしれません。

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