今日は3回生の実習で、恒例の琵琶湖のプランクトン採集に行ってきました。ようやく「はっさかII」初乗船です(学生は別の実習で前期に乗船済みです)。
旧「はっさか」に比べると船体が3mほど長く、定員も18名から24名に増えました。実際に乗ってみると安定性が断然良いのに驚きます。旧「はっさか」はちょっとした波でもすぐドンブラコとローリングしたのですが、この船はどっしり。これなら出航日も増えるでしょうし、甲板上での作業もはかどりますね。
出港前にプランクトンネット(こちらも新調)のセッティング。
観測地点に着いてプランクトン採集と採水をします。後甲板が広く作業も楽々。
この船はソナーの他に解像度の良いレーダーを備え、湖上の障害物をキャッチできます。琵琶湖を航行するときに気をつけなければならないのはエリ(定置網)なのですが、それがはっきり捉えられているのには驚きました。安全性もぐんとアップです。
船首と船尾にはウィンチが設置されました。これは嬉しいです。アンカーを下ろした後、引き上げの重労働がなくなりますし(今までは手作業で上げていたので、水深100m近い深所の場合は2,3人が交代で引き上げる必要がありました)、まともなドレッジを曳くことが可能になりました。今度、底生生物の研究をしている研究室でドレッジの共同購入を相談してみようと思います。
乗船実習は丸一日かかるので弁当持参なのですが、船にコッヘルを持ってきて昼食にカップラーメンを食べていた学生は初めてです(笑)。