オンライン全国川紹介

「環境FW1」最終クールのオンライングループディスカッションの日。手探りで始まった「自宅近くの水辺環境がコロナによる人出の変化で変わっていないか調べてくること」というテーマだが、やってみると結構面白かった。まず教員にしてみれば、日本のあちらこちらの川や池の現状を見られるのがとても面白い。山間部の清流のほとりに住む学生、由緒有りげな京都や岐阜の市街地河川についての発表、河口でのスズキ釣りをフィールドワークと称した学生(笑)から、「霞ヶ浦の環境問題について」という壮大なテーマで発表した茨城県在住の学生など、どんな水辺の紹介が出てくるやらという楽しさがあった。そして、学生にとっては子供の頃から慣れ親しんだ水辺のため、10数年前の過去との比較ができることも面白かった。7月に入ってからは外出自粛の影響は薄れてきたが、代わりに大雨による川の変化が観察できていて、ゴミの動きや濁水の観察、過去に洪水が起きた場所の聞き取りなどを行った学生もいた。学生諸君がどのくらい興味を持ってくれたかはアンケートの結果が出るまでわからないが、この実習が自分の地元の環境を見つめ直す機会になってくれれば、と思う。