秋の虫探し

今日は8月に引き続き、2回めのN市水路の魚類調査に参加して、コイの寄生虫を狙います。これから卒論のテーマを決める3回生のGさんI君もフィールド参加です(もう一人のA君は帰学後のラボワークに参加)。

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水源ポンプが止まり水量の減った水路に入って、タモ網や投網で魚類の定性採集と定量採集を行います。後ろ姿はI君とGさん。

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こんなところにもカワヒバリガイが侵入していました。本川からプランクトンが流れ込んできたものでしょう。

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今日、調査をしたのは10人ほどでした。夏に比べてもかなり魚影が少なかったのですが、初参加のI君が投網で大活躍でした。採集できたコイ5尾のうち4尾がI君の獲物で、しかも最初の3投はハズレ無しという腕前。参加者の皆さんから「伝説の投網師」と讃えられました。Gさんも投網の中のコイをタモ網に確保する役で大健闘。暴れるコイで泥だらけになりながら、とても頑張ってくれました。

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今日のコイは夏に獲ったものよりさらに大きく、一番小さいものでも2.5kg、最大個体は6kg超えでした。5尾の合計はざっと18kgです。

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両手にコイのGさんとI君。手前のスマホは誰でしょうか。

今回、あまりにコイが大きいので用意したクーラーボックスでは運びきれず(私は車を持っていません)、宅配便の集積所に持ち込んでクール宅急便で大学に送ろうとしましたが、なんと「箱の大きさが規定を超えているので受け付けられません」というつれない返事でした。困っていたところ、観察会の代表者Sさんに私達もろとも大学まで運んでいただけることとなり、大変に助かりました。感謝です。おかげで今日のうちにすべての魚の検査を実施することができました。今日の成果は後日いずれかの折に報告したいと思います。