巨大ムシとの格闘

U先生からお預かりした大きな吸虫標本(当初、U先生がプラナリアと勘違いされたほどの大きさ)の形態同定ほぼ完了。形態的にはヨーロッパから見つかっている種類と同種と認めて良さそうである。しかし虫体が巨大なので顕微鏡の視野に虫体のごく一部しか入らず、全体図のスケッチを完成させるのが大変だ。特に体内の大部分が沢山卵の詰まった子宮で占められているので、ここはいくらか様式的に描かざるをえないだろう。どうしたものか。