本年度の「環境生物学I」は本日にて終了。今日はもちろん,授業の最初に「5分で分かるSTAP細胞」と称して簡単な解説をした(実際には10分喋った)。理研のプレスリリース図版ありがとうございます。さすがに大部分の学生たちは身を乗り出して聞いてくれた。世の中のことに好奇心を示してくれるのはこちらも本当に嬉しい。
先週の授業は生命の起源についての話で,熱水噴出孔の話などした。昨年からYou tubeにある「白いスケーリーフット発見」の動画を見せて,噴出孔の様子やそこにたむろするさまざまな生物,それからシロスケを発見して興奮する研究者のリアクションを見せているのだが,今年もその動画を見せたら,授業終了後にひとりの学生が来て「あの動画で叫んでいたの,『たかいけん』さんですよね?」と言う。知らなかったので尋ねると,昨夏に書籍化されていたらしい。これは読まなければ。

微生物ハンター、深海を行く

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