ゼミのレジメを作成中。ところで,今年出たばかりの論文でも,貝の中での吸虫の種間・種内相互作用は「排他的であるという先行研究はたくさんある」と一文で片づけ,自分が見つけた集中分布傾向を大発見のように書いているのがはなはだ気にくわぬ。欧米圏の研究者は欧米圏の論文しか読んでいないことがよくわかる。排他的ではない種間関係の研究は,ロシアや日本じゃ1960〜70年代から実験的にやられているのに(私も一本書いている。実験じゃないけど)。私がレフェリーだったらおそらくこれはリジェクトする。