ナマズの埋葬

昼頃,別の研究室の学生から電話がかかってきて,琵琶湖岸にオオナマズの死体が打ち上がっているがどうしたらよいかと言う。大学の近くなので,とりあえずケースと手袋持参で行ってみた。
見ると,優に90センチはある大型個体だったが(あとで計測したら1mを越えることが判明),残念なことにかなり腐敗していて,とてもじゃないが寄生虫の採取は無理な状態だった。骨格標本ぐらいにしかならないね,と言うと,発見者のI君がぜひ標本が欲しいと言うので,後ほど埋めることにした。
そしてつい先程,I君らがナマズを持って帰ってきたので,ナマズ屋のF尾君を呼んで見てもらうとメスだということ。体重は測定していないが,多分7〜8kgはあるだろう。I君が「どのぐらい深く穴掘ったらいいですか?」と言うので,まあ野良犬やカラスにほじられないくらいには,と答えると,
「…オレらが埋まるぐらい掘らなきゃダメ,ってことだな…」
「…うん…」
ま,頑張ってね。

以下に腐ったオオナマズの写真があります。