陸水生態学実習後半戦初日。Bさんが先週、わざわざ休日出勤して船を出して採集してきてくれた琵琶湖のプランクトンのサンプルの観察である。この実習も早3年目になるが、今年は植物プランクトンの種類がいつもと全く違う。普段優占しているケイ藻類がひとつもいなくて、代わりに緑藻のStaurastrumが満天の星のように視野を埋め尽くし、その合間にはボルボックスがごろごろしている。実習では植プラの現存量パラメータの一つとして細胞密度を数えることにしているのだが、ボルボックスの群体(内部に娘群体が含まれていたりする)の細胞数を数えるのは、想像するだに困難である。Bさんに恐る恐る「…ボルボックスの細胞、数えるんですか?」とお伺いを立てたところ、「うーん、むにゃむにゃ…」という返事であった。ま、3年生諸君、来週の実習は覚悟召されよ。
明日は湖北に貝取りに行く予定だったが、天気予報では昼頃から雨らしいので、交通の便の良い大津での採集を先にすることにした(おっ!金曜日だ、お土産に海老豆買ってこようっと)。