ヒガイ虫その後

昨晩,遅くまで観察をしたが,どうも釈然としない。とにかく追試が必要である。その結果が出るまではなんとも言えないが,糠喜びにだけはしたくないなあ。
SCOPUSで,ヒガイ虫と同科の寄生虫Lecithochiriumの感染実験をした論文を見つけた(Matthews & Matthews, Journal of Helminthology 65, 1991). これは海産の種類だが,これによると,貝への感染実験の成功率は98%だそうだ。しかも,産出後1年経った卵でも孵化率が30%近い。感染実験をするに当たって参考になりそうなテクニックを探してみよう。
しかし,SCOPUSで見ると,この論文はいままで誰にも(著者本人の別の論文にさえ!)引用されていない。私が最初になるのかしらね。