田んぼを歩く

で,その実習のフィールドとなる近所の水田を見に行く。今日,魚が田んぼに進入しやすいよう,用水路に堰を設けて水かさを上げる施工が,地元の皆さんの手で行われるのだ。過去に設置した堰の効果は上々のようである。もともとは県が音頭を取っている事業であるが,そろそろ地元にまかせるとのことである。
少々回りを歩いたが,左右の水路の周囲の状況が施工する水路とかなり違うため,比較に適していない。まあ,でも施工は研究のためにされたわけじゃないから,文句を言っても始まらない。とりあえず施工水路と左右の水路でデータを取ることを実習課題に決める。大学生も参加して,堰の設置は2時間で終了。
その間に周辺の水田を歩き回り,タシギを飛ばす。隣の区画のあぜには,懐かしやハタネズミの巣穴が蜂の巣のように開けられている。掘り上げた土からはアマガエルがいくつもいくつも飛び出す。そろそろ田んぼに水が入る頃だ。