研修済んで

教員研修最終日。コイの解剖はおおむね好評だったようで,やれやれである。しかし,先生方の話を聞くと「ウシの目なら解剖したことがありますが…」「ブタの内臓なら」「実は犬を解剖したことがある」と,けっこう大物を扱っていらっしゃるので意外であった。これらは人間に近いとは言え,大きくて準備も後処理も大変だろうに,ご苦労様である(ちなみに,私が今までに解剖した中でで最大の物は体長70センチあまりのビワコオオナマズで,最初はハサミでなく出刃包丁を握った)。近頃は狂牛病検査のため,ウシの解剖は止められているそうだ。
もっとも受けが良かったのは水晶体の観察で,「これが本物の魚眼レンズです」という訳であったが,目玉の取出にはかなり手こずっていた方もおられた。焼き魚の目玉は召し上がらないのだろうか。