2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

フナの七面相

今日は漁師をしている県大卒業生から琵琶湖のコイとフナを送ってもらったので午後から解剖(フタゴムシ狙い)。ところで寄生虫の研究では宿主をきちんと同定することがとても重要なのだけれど、琵琶湖にはフナが3種いて、ゲンゴロウブナはさておき、ギンブ…

次はこれが出ます

Amazonで「Lake Biwa」第2版予約受付が始まりました! 寄生虫はN澤先生(吸虫以外)と私(吸虫)で書いています。ぜひ買ってください(笑)。 Lake Biwa: Interactions between Nature and People: Second Edition 発売日: 2020/10/03 メディア: ハードカバー

フタゴムシ研究事始め

やっと公開にこぎつけた私達のフタゴムシの分類学的再検討論文ですが、日本の(というよりアジアの)フタゴムシ研究の嚆矢といえば五島清太郎によるフタゴムシDiplozoon nipponicumの記載論文です(下のリポジトリからダウンロードできますので、興味のある…

フタゴムシ論文出版

N君が卒論・修論の3年かけて追求してくれたフタゴムシの新種記載論文がやっと出版されました。オープンアクセスです。コイに特異的に寄生する種なので和名をコイフタゴムシとしました(論文には和名は出ていませんが)。学名は目黒寄生虫館の創設者である亀…

まだまだ

受理から4ヶ月、あと少し…

遠隔公開ラボ

今日はG高校さんから送られてきた寄生虫サンプルの遺伝子解析と実験の動画撮影をしています。本当はG高校の皆さんがウチのラボへ来て実験をするはずだったのですが、現在は遠出は望ましくなく、またウチのラボも過密にならないよう院生同士も譲りあって使っ…

一仕事

一つ論文を仕上げて共著者へ投げる。さて次はまた頭の痛い寄生虫が待っている…

オンライン全国川紹介

「環境FW1」最終クールのオンライングループディスカッションの日。手探りで始まった「自宅近くの水辺環境がコロナによる人出の変化で変わっていないか調べてくること」というテーマだが、やってみると結構面白かった。まず教員にしてみれば、日本のあちらこ…

そろりそろりと

こんなに感染者が増えている時期ですが、ウチでは来週から実習系の対面授業が始まります。しかし、学生や教職員に1人でも感染者が出たり、京都や大阪で緊急事態宣言が出されればまた当面休学になってしまうので、果たして実習予定が完遂できるのかどうかは…

学内きのこ狩り

このところの雨と涼しい気候のせいで、例年なら秋口に出るはずのアカハツがわんさか出現しました。これは収穫しないわけにいきません。 アカハツはハツタケに比べると少し味が落ちるとも言われますが、十分に旨味のあるキノコです。沢山採れた場合は調理して…

攻防戦

やっと編集長との攻防戦を終えて第二項を送信し、帰宅。これで通ればいいなあ。 今度の論文は、そのムシの分布記録や宿主記録程度の文献も網羅しているため、普通は引用しないような文献(地方行政研究所の年報、学会アブストラクト、オンライン公開されてい…

自己嫌悪

最終の第二校が来て、またまた見つかる大量のエラー。カミサマ私はなぜこんなに校正が苦手なのでしょう(要するに雑な人間の証明に他ならないんですが)。

飼育開始

A君とI君2名の卒論のセッティング。用水路2箇所でカワニナを取る予定だったのが雨で1箇所になってしまった。カメに咬まれたような割れ傷だらけのカワニナだったが(実際、近くに卵殻が落ちていた)約300個体を拾って隔離飼育(ただし、今日はこの時期にし…

ムシを探して

今日は涼しくて外歩き日和だったので、大学周辺の水田でナガオカモノアラガイを探しに行きました。 以前しばしば本種を見つけていた田んぼは、今年は転作で麦田になっていました。環境が変わったのでいるかな?と思いましたが、溝の周辺に少ないながらちゃん…

専門性って何だっけ

ちょっと必要があって他大学のシラバスを見ているのだけれど、知り合いの研究者の方々が大学でどんな授業科目を担当されているのか知って結構ビックリしたりする。生物で学位をとったはずの人が物理を教えていたり、地学専門の人が分析化学を教えていたり(…

今見ておくべきこと

「環境フィールドワークI」2度目のレポート採点中。今年は遠隔のため、各自自宅近くの川や池を観察するという内容だが、かなりの学生がコロナの外出自粛の影響を何か発見している。人通りが減ってゴミがなくなった、逆に近所の人が運動のため散歩するように…

待ち遠しい

校正も終わった、掲載料も払った。論文公開、まーだかなー…。

雨の間を突いて

大雨と花火の夜は明けて、水曜日はオンラインゼミ。ところが、今朝は一つ気になることがあった。ZOOMの主催者であるT先生は自宅勤務なのだが、自宅が川のそばにあり、しかも氾濫危険水位を超えていて避難勧告が出ている状態なのだった。しかし緊急連絡のメー…

響き渡る爆音

ということで今日は一日在宅勤務で、学生のレポートの採点、リモート授業(環境フィールドワークの顔見せ)、明日のリモート授業の準備。一部の教員は午前中に出勤して研究室に異常がないかどうか点検させられたそうだが、爆発物を素人に点検させちゃ駄目で…

暇人へのお付き合い

卒論生の就活にも目処が立ったようで、そろそろ卒業研究を本格的に動かしていくことになりました。今週は雨のためフィールド活動ができるかどうかはあやしいですが、飼育水槽や感染実験の準備を始めます。また、今週は漁師さんから私の研究用サンプル(魚)…

キミはどこから

ベランダのキュウリの葉の裏にいました。まだ翅もないのに、どこから二階のベランダにやってきたのでしょう。

後戻り

ウチの大学では現在、院生や卒論生が研究のために登学することは認められているが、この所の感染再拡大の状況を見て、自分のラボの学生には可能な限りステイホームするように指示した(生態学者の端くれとして感染動態というものはおよそ理解できる)。

初動画講義

トラップは何箇所かあったものの、授業の動画は無事にアップできた。しかし、アップロードしてから改めて見ると字が小さすぎて見づらそうとか、尺が長すぎてダレる等、いろいろ粗が見えてきてしまった。そこは次回から改善の努力をすると学生に約束。Youtube…