2012-08-01から1ヶ月間の記事一覧

空から

Google mapにチャニー湖フィールドステーションの建物がちゃんと写っていたのでちょっとぴっくり。

で?

ミミズ大家のW先生から新刊書をいただいた。3年前にハッタミミズを取りに来られた分類学者Bさん(この日の日記)による最新の分類成果も出ている。けれど、草津市田上が模式産地のMetaphire tannbode、和名タンボデフトミミズ、武奈ヶ岳が模式産地のAmyntha…

仕事は降る降る

昨日が提出期限だった学生のレポート採点をやっつけ、さあ自分の論文と思いきや、「論文草稿ができたのでチェックしてください」というメールが同時に2通送られてきた。一通は南の亜大陸からで、もう一通は師匠から。どうにも首が回らないので師匠の方には…

事後対応

帰国後一週間、やっとナターシャさんと所長にお礼のメールと別刷り、標本作製プロトコル等を送る。ずいぶん遅くなってしまって失礼なことをした。ナターシャさんから教えてもらった本もやっと本屋に発注。 寄生虫レナさんにもメールを出そうとしたが、お土産…

ハッタミミズ採集2012

フジバカマが生き返りました。つぼみは枯れてしまったのでこの秋の花は無理でしょうが、来年新芽を出すだけのエネルギーはこれからなんとか蓄えて欲しいものです。昨年に引き続き、今年もS水族館からハッタミミズの採集に来られた。 ミミズを探す職員のKさん…

ダメ出しされてまた書いて

旅行荷物の最終的な片づけをし、町へ出て新しいメガネを購入。メッキの剥げた古いフレームを再メッキできると知り、新しいのが完成したら今のメガネを修理に出すことにした。その後、エアコンの効いた喫茶店にこもって投稿論文の書き直しをするがどうもうま…

昨日の淵ぞ今日は瀬になる

昨年に引き続き高大連携講座で、6名の高校生が来学し、川虫実習をする。今年の夏も何回か集中豪雨に見舞われたため、昨年と川筋はかなり変わっているし、春にいくらか回復していたヒゲナガカワトビケラも消えてしまっていた。新しく出来た早瀬で採集してみ…

どたばた

スッポンを預かってくれたT君から受け取り、不在中のメールでまだ対応していなかったものに返事を書き、出張関係の書類を提出し、レポートを採点。夕方から明日の高大連携講座の下見でI上川に行き、新しい股長がまだ届いていないことにハタと気がつき(古い…

帰宅

長い旅も終わって帰宅し、荷物を少し片づけて夕方から出勤。彦根も東京と変わらず暑いが、これから10月までバテる暇はない。メール対応はノヴォシビルスクと北京国際空港でだいたい片づけてきたので少しまし。 自宅のプランターには2リットルのペットボトル…

ロシア最終日

最終日。ホテルのチェックアウトを済ませてから研究所へ行き、昼に所長のV氏に面会する。所長は写真が趣味らしく、自分で撮った写真をたくさんパネルにしていて、好きなのを持っていけと勧めてくれた。内心「絶対サーシャさんに対抗意識持っているはず」と思…

ノヴォシビルスクの日曜日

休日。サーシャさんがノヴォシビルスク動物園へ連れて行ってくれた。ナターシャさんはさすがに疲れていたらしい。 この動物園の目玉は大小のネコ科動物で、繁殖成績もよいのだそうだ。あちこちの檻に子猫がいてとても可愛い。 舌を出して暑そうなサーバルの…

再びノヴォシビルスク

晴、朝の気温12℃。ノヴォシビルスクへの移動日、朝に最後の鳥見をする。セイタカシギが2羽、クロヅルが約30羽飛ぶ。 実験所の敷地は四方を川と湖で囲まれており、唯一の通路がこのおっかない木橋である。外れていた橋板を応急修理する職員のユーリさん。 帰…

ラスト鳥巡り

朝食後、サーシャさんが小チャニー湖まで行くというので、今回初めてロシアに来た大学院生のH君と一緒に同道させてもらった。この旅行で本湖へ行くのは初めてだ(周辺に高地がまったくなく、渇水で水面が遠のいているので、岸からは水面の写真を撮ることさえ…

ベントス観察記

晴、今日も北東の風強く、最高気温22℃。朝、クロヅル4羽の小群が実験所の上を飛ぶ。 寄生虫レナさんからサンプリングに誘われて、Bithyniaを採集しに行く。先日のナターシャさんのフィールドより泥は浅く、せいぜい足首までしか潜らないので歩きやすいが、硫…

シベリア居よいか(for寄生虫)

晴、北西の風強し、最高気温21℃。からっとした青空に白い雲が浮かび、超々快適。Kさんの話では、例年盆過ぎには天気が悪くなり、気温が下がって一気に秋に突入するらしい。 頭が黒くてくちばしの黄色い、わりと大きめのカモメ(オオズグロカモメ)を見る。 …

写真大会の日

実験に使っているセルカリアの写真撮影担当。 Echinoparyphiumはセルカリアでもきちんと冠棘がある(ただし明視野では見にくい)。でっかいので排泄系統もばっちり見える。日本でEchinoparyphiumって呼んでいるのはもっと小さいはずだし、ほんとに同属かしら…

チャニー湖魚事情

午前中、風は昨日と変わって北になり、予報通りだいぶ涼しくなった。午前中は30℃以下だった。午前中にアオガラの群れを見る。 パソコンに入っていた講義PPTをかき集めて魚のレナさんに日本のフナの写真を見せる。流石に形態の専門家で、ニゴロブナの写真を見…

シベリア耐暑我慢大会

風は東。昨日よりさらに暑く、外を歩く時は濡れタオルを頭に被らなければ熱射病になりそうだ。実験所の建物はまったく夏仕様になっていないのではめ殺し窓のところが多く、風が通らないので外よりさらに暑い。自律神経が悲鳴を上げている。 ミーシャ君がパー…

謎のフナ

天気が良くなったはいいが暑く、多分30℃を超えている。今年はここ100年で最高の暑さだという。昨日のドライブ疲れと相まって自律神経がバテてしまい、暑いところにいると体温が上がってしまってしんどくなる。 午前中は古顔の研究員レナさんから研究の話を聞…

ステップタイガ鳥三昧

ナターシャさんのダンナで鳥類研究者のサーシャさんとS先生とが、土壌生昆虫の研究をしている院生イゴールさんのフィールドである大チャニー湖の一部・ユジンスキープールへ行くというので同行させていただいた。“前にそこでAvocetを1000羽ぐらい見たよ”とい…

セルカリアと対面

曇り時々雨、かなり寒くてフリースが要る。たぶん最低気温は15℃を下回った。 S先生たちは水槽にヒーターを設置してセルカリア生産量の実験準備。私はナターシャさんから材料の棘口吸虫科セルカリアを見せてもらう。最大の種はけっこうでかく、小型のミジンコ…

シベリアンハイウェイ500km

12:30にホテル発、車2台に分乗してチャニー湖のフィールドステーションへ。市街地を出てすぐオビ川の発電用ダムを渡る。ダムの水面は琵琶湖に匹敵するぐらい広く見えたが最大水深は12mとのこと。土地が真っ平らなので、面積の割に貯水量は少ないようだ。道…

10年ぶりのロシア

朝4時に北京のホテル発、6:45ノヴォシビルスク行き。シベリア航空では数年前にツポレフを全廃し、今はきれいなエアバス機が飛んでいるのでほっとする。 睡眠不足で搭乗したため、機内では頭痛と飛行機酔いで半死状態で、空港でナターシャさん夫妻の出迎えを…

夕景

暑い一日の終わり、犬上川と琵琶湖が残照に彩られる。

泥縄

昼間は家で荷造り、夜から大学で必要な文献のpdfをiPadに放り込む。今回、調査の予習が全然できていないので,到着するまでの車内・機内の時間がすべて。

容疑者

委員会のお仕事あれこれ。南の亜大陸の先生から頼まれた文献の発送。 またべべが産卵した。午前中にはまだ産卵していなかったのに,その4,5時間後には水が汚れ,3,4個分の卵の殻が散らばっていた。これほどの短時間ですべて踏み割ってしまったとも思え…

古今の1回生

本年度「人間探究学」の総括会議。 教員A「ウチの班には、どうも受講態度の良くない学生がいて…」 教員B「でも、卒業生のF君も、『人間探究学』では態度悪かったけれど、4回の頃にはしっかりしていたから、心配ないのでは?」 教員C「O坂だって、1回生の時…

大学から日高さんのビデオ借りて鑑賞中。どちらかというと日高さんより、出演の同世代の教え子の皆さんの思い出話(当然私もほとんどリアルタイム)にしみじみ。「××さん年取ったなあ…」と思うと同時に(もちろん、私もそれだけ老けた訳だけれど)、時々挿入…