2006-03-01から1ヶ月間の記事一覧

実験室改造計画

実験室の冷房について,O教授から,魚貝を飼う部分だけをコンパートメントにして小型エアコンをつければいいのではないかという示唆を受けた。それで,今日業者に来てもらったら,3×1.2mほどのスペースをパイプと厚手のカーテンで囲み,工事不要の窓用クーラ…

あと2日で,私は3度目の職場独法化を迎えることになる。矢でも鉄砲でも来い。 法人化とは国家予算の削減のために行われているわけで,国立大学は全国,否応無しに毎年1%ずつ経費が削減されていくわけである。ウチは県に一つしかない公立大学であるから必…

新たなヒガイ虫の謎

出張後、最初の仕事は、留守中に溜まっていた大量のスパムメールの中から有用メールを掘り出す作業。その中に師匠からのメールが2通あった。そのうち一通に、「え?」と驚くようなことが。 要は「ヒガイ虫には2種類あるが、柳川で取れたのはどちらか」とい…

シナイモツゴは三白眼(に見える)

最終日である。勉強のため水田生物保全のシンポをちょっと聞いた。あまり生態をよく知らなかったアユモドキの話など。 昼前に会場を抜け出して新潟市水族館に行った。こじんまりとしているが、地域の特色を生かしていて、旅行者にはなかなかおもしろい。ホッ…

今日はポスターで自分の発表である。近くで同じ研究室のBさんやSR井君も発表している。 今回発表している外来寄生虫は、滋賀へ来てから3年ぶりに研究を再開したので、私は2002〜04年のデータを持っていない。第一中間宿主の感染率のデータは他大学の…

相州健児ああわが友2

今日はEAFESの発表のみである。午前は動物生態学とポスターセッションを聞き、午後は汚染生物学のシンポを聞く。しかし、午後のシンポは8人の講演者のうち4人がキャンセルし、しかもオーガナイザーまでが来ていないという、ちょっと悲惨な状態だった。S大…

外来種漬け

午前中はEAFESの方で、N井さんと中国の研究者で企画した外来種シンポを聞き、午後は一般講演を聞き、そのあとは外来生物法の自由集会。で、そのメンバーで飲み会に突入。 例のカワヒバリガイを随伴する外国産シジミの輸入チェック体制だが、現行法類では規制…

ちゃんと参加するのは3年ぶりの生態学会

今日は卒業式であるが、学会のため新潟へ移動する。 途中、例のマスコミ対応のため東京で下車し、しかるのち上越新幹線で新潟へ向かう。 夕方からの自由集会は、「獣医学な知見と生態学的な知見は融合可能か?」のセッションに参加する。これは3年間のプロジ…

出張前日

明日からの学会出張に備え、飼育している生き物たち(研究材料の貝と魚だけでなく、部屋の植木とスッポンも)のケアをする。来年度からは、感染実験に備えて貝を養殖するつもりなのだが、恒温室はもういっぱいで飼育容器を置くスペースがない。なんとか大学…

アルバイトの果て

M田先生のところに,W君E君が丹精したバイトの成果を持っていった。M田先生は「これをどう料理するか…」と呟いておられるので,「え,料理の仕方までこちらで考えるのですか?材料を提供するだけじゃなくて?」と問いただすとむにゃむにゃとしたお答え。ど…

本と虫

休日。朝から、学会出張のための買い物に出て、ついでに本も買い込む。久しぶりに哺乳類に関する面白そうな新書を2冊ゲットした。どちらも著名な方の本だし、既にお読みの皆さまも多いだろうし、恐れ多いので「評」はしない(一応どちらの著者とも会ったこ…

今日したこと

生態学会のポスター入稿(やれやれ),オープンキャンパス案のとりまとめ,N君の原稿の朱入れ。 某マスコミから電話,今回はまじめな内容だったので対応。

Jissen-MLで,横紋筋の観察材料として「さくらでんぶ」が便利であるという情報が流されていた。これには感心した。「猫缶で鳥の脳観察」を初めて聞いた時にも感心したが,それ以上かも。

京都へ。学生時代から20年来このかたお世話になっているS師が今月いっぱいで退職されるので,その(正規には)最後のお勤めと,その後の謝恩会に招かれた。 S師は40年近く京都で仕事をされたわけだが,職業柄,人の冠婚葬祭の殆どに立ち会うことになるので,…

雨の週末

ポスターの入稿は月曜日の午前中でOKということになったので、ちょっとホッとしている週末である。昨日は午前中B研へ文献調査のバイト学生を連れていき、夕方からは研究室の追いコンであった。 滋賀に引っ越して以来、官舎で不要になったガステーブルや照明…

琵琶湖とシジミと寄生虫

昨日,大学の環境科学セミナーの2回目で「琵琶湖と共生する漁業」という講演会があった。プレゼンテーターは院生K君と,実際に琵琶湖で長年漁業に従事しておられるMさんである。 Mさんの家は,もとはシジミ漁で生計を立てておられたそうだが,昭和60年ご…

ろしあんな日

来月,T北大の客員教授であるロシアの寄生虫学者を,目黒寄生虫館と貝類学会に案内することにした。貝の寄生虫が専門の人だから,貝そのものにも当然興味はあるだろう。というわけで,2年ぶりに私も貝類学会への参加が決定した。やっぱり新しい情報をどんど…

寒の戻り

昨日も今日も吹雪だった。 さて、学会ポスターは今週中に入稿しなければならない、しかし我ながら、こりゃあ研究発表というより事例報告だな。情けないけど。

ちょっと良いことの会った日

N-kajikaさんへ業務連絡。記載論文受理されたぞー。 T北大に来ているロシアの寄生虫研究者T. Yurlovaさんからメールが来た。シベリア西部のChany湖で貝の寄生虫の研究をしておられる方で,今まで会ったロシアの研究者の中では私と一番分野が近い。まだ目黒寄…

陸水学会近畿支部会

朝7時に家を出てO府大へ。眠い。 10時に会場へ到着してまずはコガタさん発見。挨拶をするまもなく会計のY田さんから「urabeさん1999年から会費払っていませんよ」…って、私はずっと近畿不在だったのに!近畿支部会の会員条件って何なの? 発表はオーラルが1…

となりの県水産試験場で,1年間の研究成果の発表会があったので聞きに行った。 午前中は外来魚関係の研究がいくつか。近くの内湖で,漁業者の方と水試が共同でブルーギルの駆除を行ったところ,エビ類やカネヒラが増えてきたという話。深泥池を始め,近ごろ…

皆さん、お手を拝借

今日はまずこれから。 ☆☆☆祝!コガタさん学位取得!!!☆☆☆(パチパチ〜) キミの学位取得は、きっと甲賀忍者の歴史に新たな1ページを加えることになるでしょう(笑)。 今日、T北大のK先生からメールが来て、現在ロシアの寄生虫研究者が来日しているので…

鉤頭虫の煮付け

昼に、院生N田さんT村さんと一緒に生協で食事をしていたら、N田さんが「これ寄生虫ですか?」と、食べていたサンマの煮付けの中から、5ミリくらいの赤くて細長い虫を2匹つまみ出した。持って帰って検鏡したら鉤頭虫であった。よく見つけたものである。…

水ぬるむ

思いの外に時間がかかったが、記載論文の改訂を済ませて再投稿。やれやれ。 実験に使っていたヨシノボリが全部水カビにやられてしまったので、再度捕獲しに行く。ちょうど、院生のG君がBさんに頼まれてやはりヨシノボリがほしいということなので、一緒に採…

こまごま仕事

今日、4月からこの学科に着任されるHさんが挨拶に来られた。近くに女性の同僚がいるという状況は久しぶりだ。すごく元気で明るそうな方で、またこれから楽しみが増えそう。 N君が来たので、コモチカワツボの卒論を報告文として某誌に投稿するよう勧める。…

休日

初めて彦根城に行った。城内はまだ梅さえ咲いていなかった。しかし「水戸市(友好都市)より寄贈」という梅の木の説明版はなんかそらぞらしいぞ。

立て続けにメールが届いた1日。 最初はT山大のY畑さんから,PARACONの定期メールである。同氏が着々と進めておられる寄生虫のレッドリスト作りの中間集計の結果から,宿主がレッドリストでより危険なランクに入っている種類ほど,固有寄生虫を持っている率が…

研究相談の一日

今日は朝から、Bさんと一緒に、水田生物で卒論をやるE君W君との研究計画相談。私は水田をフィールドにした経験はないので、実際の労力がどのくらいになるか今一つぴんと来ないのだが、Bさんのアドバイスで、実際に処理可能なサンプル数などがだいたい出そろ…

ちょい鬱続行中

何だか今週は雑用、会議、ちょっとした学会業務にアルバイトの世話など、脈絡のない仕事があれこれ詰まっていて、時間が細切れである。自分でも注意力がものすごく散漫になっているのがわかって怖い。製本機の中に糊付きの背表紙を誤って落とし込んでしまい…